とも日記

日々の行動をまとめる

新海誠展2017

新海誠展に行ってきた。

https://kotobakan.jp/exhibitions/shinkai2017

 

ほしのこえ君の名は。まで、人同士の距離感を表現することを主軸にして、物語や表現を複数のアプローチから、距離感への厚みを出そうとしてるのがよく伝わってくる。


秒速5センチメートルは、オムニバス形式で、1部の幸せな展開、2部では貴樹が語らずに花苗から語らせ、3部ではテーマ曲に語らせることで、距離感を複数の方向から見せていた。

その結果、3部では今も語られる鬱EDとして刻まれている。

 

言の葉の庭で一つ完成したと感じるのは、雨に代表される背景の表現を感情にシンクロさせることで、二人の気持ちをよく表している。
そして、エンディングで雨が晴れて、Rainの曲に乗せて、後話を語ることで作品の結末を強く印象づけてる。


君の名は。で、驚いたのは距離感の表現に気持ち、距離、時間を組み合わせることで、厚みの次元が増えたと感じたこと。また、その示し方は後半になって実は時間がズレていたことがわかるってギミックが秀逸だった。

また、秒速5センチメートルで使った音楽で心情を語るというのが、随所に入っていて物語のポイントを強く印象づけていた。